今回は4月29日/5月6日合併号日経ビジネス『移動革命MaaS』を読んだ感想をまとめます。
■要旨:
Movility as a Serviceの頭文字をとったMaaS(マース)。自動運転などのデジタル技術を活用して移動の効率化を目指す動きのことだが、日本でもトヨタとソフトバンクがMaaSのプラットフォームを作るため「MONET」を共同設立した。MaaSの市場規模は25年に3500億ドルになり、30年の自動車産業の利益の3割を占めるほどに成長すると見込まれている。そんなMaaSの市場への切り口として①データを集める②解析する③使用するの3つがある。日本で普及させるには旗振り役不在によるスピード感の欠如と稼げるビジネスモデルの検討が必要だ。
■感想:
自分も運転については、ラジオやニュースをチェックするわけでもなく、読書や調べものなどができないため、無駄な時間になってしまうことが多いと感じていました。そのため、自動運転によって車が電車やバスと同じ「乗り物」になってほしいと期待しています。
現在のMaaSはどうやってサービスを成立させるかの段階で、どうやって使用していくかまでは現実的になっていないように感じます。本誌では移動型バーや自動販売機などが例として挙げられていたのですが、それが現実になるにはもう少し時間がかかると思います。ただし、ウーバーやリフトといったカーシェアリングの市場は全世界中に広がっており、その中で少し付加価値を付けたカーシェアリングが今後のサービスとして出現するのではないかと思います。
日本でもカーシェアリングのアプリ(サイト)がでてきているため、昼間稼働していない車を使ってトライしてみようかなとも思います。
しかし借り手が事故を起こした場合どうしようかや犯罪に使われた場合などのリスクも整理し、判断したいと思います。
日本は中国などと違い、やってみてから法律等をアジャストすることは得意でないように思います。どちらかというと法を整えてから、満を持してスタートする場合が多いかなと感じます。その傾向によって新しいビジネスに対しスピード感が出ず、海外の最新のサービスを後追いするしかない状態が続いているのではないでしょうか。
国だけの話ではなく、日常でもチャレンジを忘れないようにしようと考えさせられました。
最後に本の紹介です。今回は「自動車業界の過去・現在・未来を読む」です。