27歳のどっこいしょブログ

会社員。27歳。国際結婚。長野県。読書感想や思ったことを記録していきます。

【感想】国立科学博物館に行って

先日はじめて行った国立科学博物館について感想をまとめます。

3時間ほど見ましたが、それでもまだ足りないくらいで、非常に面白いところでした。

 

■概要:東京都上野駅が最寄の国立科学博物館。展示内容は生物、化学、物理といったいわゆる理系科目の内容が多岐にわたり展示・解説されている。常設展は大人620円で、当日に限り再入場可能。客層は子供連れからカップルまで幅広く、大人からこどもまで楽しめる内容になっている。

 

■印象に残った展示物:

①宇宙、生物、人間の成り立ち

 最初の展示物がこれでした。「すべての物質は原子からできている」という当たり前だけど普段意識しないことを想起させる言葉が出迎えてくれた後、想像を超えるような「宇宙」の成り立ちについての展示物が始まります。

 138億年前に宇宙が誕生し、水素とヘリウムしかなかった状態から核融合を経て、さまざまな原子が生まれたという説明は、高校時代に「スイヘイリーベ、僕の船」と暗記するしかなかった化学にもストーリーが存在するんだと気づくことができました。

 その後46億年前に地球が誕生し、酸素によってオゾン層が形成され、海ができ、生物の温床ができました。そこから原核生物が生まれ、ミトコンドリアを取り込んだことによる真核生物の出現がおき、カンブリア爆発と呼ばれる生物の多様化につながっていきます。また地球の全土が凍結したスノーボールアースと呼ばれる時期(6億5000万年前)が存在したことも初めて知り、地球環境の移り変わりの壮大さと、先人たちがどうやって過去の地球や大気を解明したのかという不思議さを感じました。

 人間の歴史については驚くべき発見が1つありました。最初の猿人は「アウストラロピテクス」と歴史で習ってきたのですが、展示物にはそれよりも前に「アルディピクス・ラミダス」という類人猿がいました。歴史が日々進化していることを実感し、常識がいつまでも常識ではないことを再確認できました。

②身近なテクノロジーの仕組み

 温度計はどのような仕組みで熱を測っているのかを丁寧に解説している展示物がありました。そこではガリレオが考案した、空気の熱膨張を利用した水面上昇による測り方や、熱を帯びると抵抗が変わる仕組みを利用した方法など身近なところに潜む科学的な仕組みを教えてくれました。時間がなく、すべてをゆっくりとみることができませんでしたが、高校時代につまずいたmolの考え方の解説もあり、高校・中学でいっていたら理系に進んでいたかもしれないなと感じました。

③多くの動物標本

 とにかく多くの陸・海・空すべての動物のはく製ないし標本がみれました。中でも興味深かったのは深海生物のコーナーです。生物の多くは太陽のエネルギーを受け、自分のエネルギーに変換します。しかし光が届かない深海では、光の代わりに地球から出る化学物質を分解し、エネルギーを得る仕組みになっていました。人間はモノを捕食することによってエネルギーをためますが、植物や深海生物のようにほかのエネルギー源から自家発電できる仕組みはすごいなと感じました。

 またなにかのSF小説で、葉緑体を体に移植した人間の話のようなものがありそうだと思い調べてみるとやはり多くの方が思考実験として楽しんだり、漫画にしたりしていました。そういえば漫画のテラフォーマーズも発想としては同じ思考法のように思い、良いアイディアは幅広いインプットと身近なものの掛け合わせで生まれることを実感しました。

 

非常にコスパもよく、おすすめの場所ですので皆さんもぜひ国立科学博物館に行ってみてください。