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今回は『眠れなくなるほど面白い 図解 肝臓の話』の感想をまとめます。
重要な臓器の1つである肝臓の機能やいたわり方について認識を正すことができました。ぜひご覧ください!
目次:
本の概要
本書は40年以上肝臓専門医としてお仕事をされてきた栗原院長によって監修された内容です。「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓、その正しい知識を得ることでお酒とのよい付き合いを促す内容になっています。構成は序章含めた4章構成です。
- 肝臓の新常識
- 健康と肝臓にいいお酒の選び方
- 最強の飲み方
- 糖質オフで肝臓強化&効果的にダイエット
その中でも印象に残ったポイント3点について、詳しく紹介します。
缶チューハイのヤバさ
ビール、ワイン、日本酒、焼酎など様々なお酒がある中、特に注意して付き合う必要があるのが缶チューハイです。缶チューハイの注意点としてお酒特有のクセがなくなる製法であるため、ついつい飲みすぎてしまう点、さらに保存料や着色料など化学添加物がはいっている点などがあります。さらにストロングタイプのお酒はすぐに適量の純アルコール量40g/日を超えてしまうリスクが高まります。果汁などの糖質が入っているものではなく、ハイボールなどの糖質や食品添加物が少ないものを選びましょう。
正しい飲み方
お酒と正しく付き合うといってもどこに注意をすればよいでしょうか。
まずは適量である20~40g/日を超えないように注意です。女性の場合は肝臓も小さくなるため10~30g/日が目安となります。ちなみに1時間あたりのアルコール分解量はおおよそ体重に比例するとされており、体重1kgあたり0.1gです。
また飲み始める時間は19時以前がベストです。先ほどのアルコール分解量の計算で行くと、ビール500ml(純アルコール量20g)は体重60kgの人で約3時間20分。つまり23時ごろにはアルコールがすべて処理されています。そうすることで酔いがさめた状態で睡眠にはいることができ、睡眠中の肝臓に負担をかけずにすみます。
食べ物にも注意が必要です。空きっ腹にアルコールは吸収率が上がるためNG。サラダなどの食物繊維、胃や腸にとどまりやすいタンパク質、脂質類を先にお腹に入れておきましょう。またアルコールの分解過程と利尿効果で体内の水分や塩分が多く失われています。そこで締めのラーメンを食べたくなりますが、こらえどころです。みそ汁や緑茶で水分や塩分を補給することにとどめましょう。
アルブミン
肝機能の働きを見る値ではありませんが、自身の健康状態に関わる肝臓系検査の重要項目としてアルブミンがあります。
アルブミンとはアミノ酸を運搬する役割がある血液に含まれるたんぱく質です。数値が低いと筋肉や血管を作ることができなくなり、中性脂肪を燃焼する力が弱まります。理想値としては4.5g/dl以上あれば好ましいです。
感想
肝臓の新常識の中では「休肝日は不要」「お酒は太らない」など心強い言葉が多くありました。また定量的に適量を説明されていたので実践に移しやすいと思います。また肝臓の機能として糖代謝とアルコール分解があり、その両方を行わせる締めのラーメンやチューハイは罪深い行為であることを胸に刻むことができました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう。