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本日は『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』の感想をまとめます。「お酒はOK」「内臓脂肪は落ちやすい」など耳に優しい内容になっています。笑
ぜひご覧ください!
目次:
本の概要
ぽっこりと出てしまったお腹。リンゴ型肥満とも呼ばれるそのお腹の原因は内臓脂肪にあります。そんな内臓脂肪についての全般な知識と対処法について、本書は5章構成でまとめられています。
- 内臓脂肪を減らすのに運動はいらない
- 放っておくと怖い内臓脂肪の脅威
- 驚くほどお腹が凹む最強の食べ方
- 外食、飲み会を賢く乗り切る
- 無理なく続く!内臓脂肪が落ちる生活習慣
上記の5章のタイトルからもわかる通り、非常に耳当たりのよい、スモールステップな内容となっています。笑
その内容の中から特に印象に残った3点について、詳しく記載しましょう。
脂肪肝かの判断
糖質の取りすぎを続けていると内臓や筋肉などに脂肪がつく「異所性脂肪」が発生します。その結果が脂肪肝です。脂肪肝は糖尿病や心筋梗塞、脳血管障害などあらゆる生活習慣病の始まりと言われているので注意しましょう。また脂肪肝には2種類あり、アルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝です。アルコールの飲みすぎによっても肝臓に中性脂肪を合成する働きが高まります。
脂肪肝か判断するためには健康診断で行われるALT(GPT)、AST(GOT)、γ-GTPの数値をチェックします。
- ALT(GPT):アミノ酸を作るときに使用する酵素。肝臓に多く含まれている。肝細胞が破壊されるとALTが血中に放出されるため、数値が高いと肝細胞の破壊が進んでいることになる。
- AST(GOT):アミノ酸を作るときに使用する酵素。肝臓や筋肉に多く含まれている。肝臓だけではなく、筋肉が破壊された時も数値が上がるため、ALTと合わせて数値をみることで肝機能の状態を推察する
- γ-GTP:肝臓に含まれる酵素で、たんぱく質の分解を行う。アルコールの影響を受けやすくALTとASTのバランスでアルコール性肝障害の診断結果の目安となる。
それぞれ理想値は、ALT,AST=5~16U/L、γ-GTP=10~50U/L(男性),10~30U/L(女性)となっています。何気なく見ている健康診断の血液検査の値を理解することができました。
お酒との付き合い方
アルコール性脂肪肝の話をしましたが、適量飲むことは健康によいというデータもあります。適量とは純アルコール量40g/日です。(もちろん体の大きさなどに応じて個人差はあるため、あくまで40g/日は目安となります。)
そのためお酒を飲むことは問題がありません。しかし糖質の高い食べ物を過剰に摂取することに気をつける必要があります。例えば締めのラーメンです。お酒を飲んでいると尿として水分と塩分(ミネラル)が排出されます。そのため両方を同時に摂取できるラーメンが恋しくなります。
また肝臓がアルコールの分解にエネルギーを使用しており、そのための糖質を体が求めるため、なおさら糖質であるラーメンを食べたくなります。このようにお酒を飲んだ時の体の動きを理解することによって理性で食欲を抑えることができるかもしれません。
スクワット最強
内臓脂肪を効率よく燃やすには糖質や脂肪を消費する筋肉を増やすことも大切です。筋肉が多いほど基礎代謝量が増えるので、痩せやすい体になります。とりわけ有効な運動が大腿四頭筋、ハムストリングス、大殿筋といった大きな筋肉が鍛えられる「スロースクワット」です。
腕を胸の前に交差させて5秒かけてしゃがみ、5秒かけて立ちあがります。そのときひざは前にださない、呼吸を止めない、膝を伸ばし切らないことが重要です。
このスロースクワットを5回、朝と夜の2セットおこなうことから始めましょう。
感想
内臓脂肪の話だけではなく、ダイエットにおける食べ物の摂取方法やストレスと内臓脂肪の関係など、とても有益な情報が盛りだくさんでした。なかでもストレスで暴食してしまうところがあった私にとって、ストレスをうけると食欲を抑えるホルモン「レプチン」の分泌量が減ることが分かり、改めて生物の体の仕組みの複雑さに感動しました。
眠れなくなるほど面白いシリーズはまだまだあるので、引き続き読み進めていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう。