27歳からのどっこいしょブログ

会社員。ブログ歴3年目。現在30歳。国際結婚。長野県。読書感想や思ったことを記録していきます。

【雑事】父親の手術に際して

 

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手術

当記事にお越しいただき、ありがとうございます。

今回は私の父が『大動脈瘤』が見つかり、今度手術を受けることになりました。それに際し自分なりに大動脈瘤の知識を整理するため、記事にします。尚、ネットで得た情報で私自身は医学的知見がまったくないため、正しい情報は必ずお医者さんに伺うようにしてください。また記事を書く際に参照させていただいたサイトは最後にまとめてリンクを紹介しますので、そちらもご参照ください。 

あくまでも参考程度の知識としてご覧いただけますと幸いです。

 

 目次

 

 大動脈瘤とは?

大動脈瘤とは大動脈にできたコブができる病気のことです。

原因は動脈硬化によるもので、血管が硬くなることによって、血圧で受けた変形が戻らなかったり、血管が裂けてしまうことでコブができます。

大動脈瘤はでき方によって種類があり、下記3種類となります。

  1. 真性大動脈瘤(血管の構造はそのままでコブになる)
  2. 仮性大動脈瘤(血管が破れて流れ出た血液がほかの組織に包まれてコブになる)
  3. 解離性大動脈瘤(血管の膜の内膜だけ破れ、外膜部分に流れ込みコブになる)

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大動脈瘤の種類(参照元:循環器病情報サービスHP)

普段は直径10~20mmほどの大動脈が、コブにより40mm以上に膨れ上がります。そして50mm以上は破裂の恐れが高く、大動脈瘤が破裂すると死に至る場合がある病気です。

大動脈瘤はコブの状態では自覚症状がなく、ある日破裂してから気づくことが多い病気です。父も別の症状で病院にいったところ急に見つかりました。腹部へのエコー検査や胸部のレントゲン写真などで見つけることができます。そのため定期検診は重要です。

遺伝的な要素もあるようで私の祖父も大動脈瘤で亡くなったということもあり、父含め私も気を付けなくてはいけません。

大動脈瘤の治療法

大動脈瘤の治療法は手術のみです。投薬治療などでコブを取ることはできません。

手術の方法は2通りあります。

  1. 人工血管置換術
  2. ステントグラフト内挿術

1.人工血管置換術

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人工血管

コブの部分を切除して人工血管へ置き換える手術法です。人工血管は合成繊維のポリエステルでできており、数十年以上は持ちます。

コブができる位置により手術の難易度と危険性が変わります。心臓部に近い大動脈にコブがある場合や、広範囲にコブがわたる場合は難易度が高くなります。私の父は腹部の大動脈瘤のため、手術での死亡率自体は1%以下になっているようです。

尚、人工血管の注意点として感染に対し弱く、もし人工血管が感染した場合は取り換えるための手術が必要になります。歯科治療などの際には人工血管が体内にあることを歯科医に告げなくてはなりません。

2.ステントグラフト内挿術

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ステントグラフト内挿術

ステントグラフト内挿術とは、大動脈内にもう一つの血液の流れを作ってあげる方法です。人工血管(グラフト)に針金状の金属を編んだ金網(ステント)を縫い合わせたものを使います。太ももの大動脈からカテーテル(プラスチック製のチューブ)を使ってステントグラフトを血管の中へ入れていき、コブの部分で広げます。

ステントグラフト内挿術のメリットは、傷口が小さく済むため、退院および日常生活までの期間が短いことです。ただし、コブ自体は残るためステントグラフトがずれてコブが破裂してしまう恐れがないかを定期的に確認する必要があります。

ステントグラフトの留置に完全に成功すれば、動脈瘤の部分は人工血管で密閉され、血液は瘤内には流れなくなり、動脈瘤が縮小します。ステントグラフトのみの手術の死亡率は、人工血管置換法と同じ1%以下です。

大動脈瘤の手術料

大動脈瘤の手術料は腹部で80万円、胸部で160万円(ともに3割負担)となっています。

しかし高額医療保険が適用されるため実際の負担額はそこまでいきません。おそらく数万~十数万程度だと思われます。また限度額適用認定証を利用することで、窓口での支払いも抑えることができます。

限度額適用認定証とは、医療費が高額になった場合、患者様の収入に応じて窓口負担額が下がる制度であり、70歳未満の患者の場合は限度額適用認定証を持参することで制度を受けられます。

また治療費自体は保険が適用されるため全国同一の費用になります。限度額適用認定証を持参することで支払い可能な金額まで落ち着きそうです。

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治療費目安

所感

本当につい最近65歳になったばかりでまだまだ元気な父だったため、急に手術を行うと聞き、大変驚きました。

病気のことについて一通り整理をしたところ、そんなに難しそうな手術ではないことが分かり安心しました。しかしながら、どんな手術でも死亡率はゼロではありません。まずはお医者さんに手術内容のことを伺うとともに、今後のリスクを含めて理解したいと思います。

まだまだ親孝行はできておらず、これからも色んな話をしたり聞きたいと思っています。もちろんあまり大袈裟にするものではないのでしょうが、父含め家族にはまだまだ長生きしてほしいです。

今回の大動脈瘤は高血圧の人がかかりやすいというデータもあるようです。現に父は高血圧でした。また喫煙も毛細血管を縮小させ血圧を上げることにつながるため、やめたようです。

高血圧はよくないとか、動脈硬化は危険だなど情報として聞くことはありましたが、今回の件でよりリアルに恐ろしさが分かりました。健康状態は短期間で改善するものではありません。積み重ねが最後に効いてくるため、私も暴飲暴食や揚げ物は避けようと思いました。

また我が家は『便りの無いのは良い便り』のようなつながりだったため、電話が入っていた時はどきりとしました。これを機にもう少し日常的に家族で近況報告や交流ができればいいなとも思っております。ちなみにですが、このブログは家族にも公開しております。笑 家族が何考えているかわからんと思われるのもさみしいかと思いまして、、

兎にも角にも今までの当たり前を見直す良いきっかけにするべく、これからもコミュニケーションを密に取りたいと思いました!

参照HP

www.jll.co.jp

stentgraft.jp

www.tokushima-med.jrc.or.jp

www.nagoya.tokushukai.or.jp

 

kyoto-u-cardio.jp

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また次回のブログでお会いしましょう。