27歳のどっこいしょブログ

会社員。27歳。国際結婚。長野県。読書感想や思ったことを記録していきます。

【読書感想】日経ビジネス『実録不正会計』を読んで

今回は2月25日発行日経ビジネス『実録不正会計』の感想をまとめます。

 ■要旨:

不正会計の手口として①循環取引②架空取引③子会社不正④個人の着服がある。その背景はコンプライアンスを軽視する経営者の意識や上場ブーム、環境変化への企業の対応不足が指摘される。その不正をなくすためには第三者委員会の監視を働かせることやアメリカのように経営者に厳しい罰則をつけることが提言される。しかし複雑化していく会計の中で最大の防波堤は個人、読者自身であるとまとめている。

 

■感想:

不正の手口、起きる背景(原因)、打つべき手と明確に書かれた非常にわかりやすい内容でした。

手口の詳細は下記のとおりです。

①循環取引:A→B→C→D→A・・・というように販売を循環させていく不正。毎回上乗せされる利益分実際の会計とずれが生じる。売上を増やす場合と資金繰りをしのぐための2パターンで使用される

②架空取引:実態のない業務に対し、金額を支払う不正。

③子会社不正:子会社が不正を行う場合。親会社のガバナンスが機能しづらいときに生じる

④個人の着服:個人による不正。一人で完結してしまう仕組みの会社で行われる。

 

今回の記事を読んで、まったく実感がわかなかった不正というものが身近に感じるようになりました。また監査に対する工数や面倒くささ等も非常に理解するうえで、それは必要なことであることも再認識しました。

数字というものは作ろうと思えば作れてしまう。その前提に立って、会社情報や身の回りの情報も選別するリテラシー能力を高めていきたいと思います。とりわけ今後株式を取得したいと思っているため、会社の財務状況のみでなく、コンプライアンスをどれだけ重視しているかもチェックしながら、企業体質を見抜いていきたいです。

 

『知る』という行為がどれほど重要なことか、再認識した内容でした。