27歳からのどっこいしょブログ

会社員。ブログ歴3年目。現在30歳。国際結婚。長野県。読書感想や思ったことを記録していきます。

【読書感想】日経ビジネス『韓国何が起きているのか』を読んで

今回は3月11日発行の日経ビジネス『韓国何が起きているのか』の感想をまとめます。

 ■要旨:日韓関係が冷え切っている昨今。現在の韓国の状況を経済、社会、日韓関係の点から分析する。電機系は中国系にシェアを奪われているが、投資およびノウハウのあるメモリ系はまだまだ強みがある。社会としては貧富の差や出生率の低さが目立つ。日韓関係はことあるごとに歴史問題を議題にあげ、平行線をたどっている。この問題が解決することはまだまだ時間がかかりそうである。

 

■感想:電機メーカー(サムスンやLG)はかつての日本メーカーが韓国メーカーに移ろったように、中国に移ろう定めだろうと感じる。またメモリについても同様で中国が技術を持った人ごと引き抜くことでいづれは中国企業の大メーカーができると思われる。

 韓国は財閥系が強く、自国で複数のメーカーがたちあがることは少ない。そのため、自国で力を蓄え世界市場に打って出ることができている。しかしそのモデルも中国の規模に抵抗できるとは考えられない。そこには過去の歴史から中国と韓国の親和性の強さが根底に流れ、繰り返されることになるだろうと思われる。

 また社会現象として出生率が1を切っていたり、若者の失業率が高い状態でもあることがわかった。K-POPなどの華やかな一面がある一方、自殺率の高さやまくら営業など暗い側面が伝わってくることが多い。これも日本の報道が偏向放送である可能性ももちろんあるが、アンコンシャスイメージとして私の中に存在しているのは事実だ。

 これを機に韓国について、とくに文化や歴史について、再度知り、旅行等でいってみたいと強く思うようになった。

 

 友人の韓国人の人たちは皆面白く良い人たちである。もっとも日本語を話すことができる時点で親日派であるということはあるだろうが、この記事を読んで受けた印象と自分が実際に調べ、その土地を感じた結果をまたブログに乗せたいと思いました。