3月16日東京大井町で行われた『関東購買ネットワーク会』に参加した感想をまとめます。
■要旨:
各企業の調達、購買にかかわる人が集まり、勉強会を行う場。不定期開催だが、数か月に一回程度予定されている。外部講師によるセミナーではなく、参加者からプレゼンしたい人がテーマに沿って勉強会を開催している。有名企業の参加(特に外資系)も多く、直接材・間接材の区別もないため、幅広くの購買担当者とかかわることができる。成長の場として活用できるすばらしい企画。
■感想:
初めての参加でびびってましたが、参加してよかったと感じることができるよい機会でした。
もともと『ほんとうの「調達・購買」実践マニュアル』という本で購買ネットワーク会の存在を知りました。著者の牧野直哉さんが2007年から2009年まで代表幹事をやっていたそうです。
今回は参加者が40人弱集まっており、自分の予想以上に多くの方がいました。年代は30~50代の方々が多く、先輩方のお話なども聞ける貴重な場だと思います。時間も13:30~16:45でしたがあっという間に過ぎました。
プレゼン内容は①プロジェクトマネジメントの方法②ファシリテーションの方法でしたが、①プロジェクトマネジメントの方法が大変参考になりました。
まずプロジェクトをスタートさせる際に4W2Hの情報を漏れなく収集することが必要だと教えてもらいました。4W2Hとは「why(目的)/what(ゴール)/who(誰のために)/how(各タスク、前提条件)/when(スケジュール)/how much(予算、目標金額)」です。自分はこの情報どりが不十分なまま仕事に取り組むことが多く、手戻りが発生することが多かったです。また途中で不足に気が付くと実行フェーズのリスケが必要となり、さらに心理的負荷がかかるという悪循環に陥っていました。
次に情報を収集した後立ち上げイメージを立てて進める具体的な方法、ツールも教えていただきました。自分の上司から「いきあたりばったりになっている」と指摘されるゆえんはここにあると気づきました。もちろん途中でのスケジュール変更はあるものだと考慮するものの、しっかり終わりのイメージまで最初にたてる、イメージがたてられない場合は情報が不足しているのであり、情報収集を行う必要があるとわかりました。
またステークホルダーのとらえ方も自分の中で変わりました。僕はステークホルダー=株主という機械的な理解をしていましたが、講師の方のお話ではステークホルダー=価値を与える人、すなわち仕事でかかわる他部門の方も含めて認識していました。その意識によって、自分たちの職場の価値を強く意識し、各部門が有機的に機能する組織ができるのだと感じました。
今回プレゼンをしていただいた方は外資系IT機器メーカーのマネージャーのかたで、その方が実践してきた資料、ツールおよび体験談を交え伝えていただいたため、自分の努力の足りなさと、今後やっていくべき具体的アクションが明確になりました。また外資系の方々はフレームワークや効率を徹底的に考えて業務を行っており、学ぶべきところが多かったです。
今回は勉強会後の懇親会には参加できませんでしたが、次回は参加しより多くの他企業の調達業務の内容や困りごと、工夫点を吸収したいと思います。
情報どり、スケジュール化の二つを徹底して、自分を変革していきたいと思います。
皆さんの仕事の進め方なども教えていただけると幸いです。