高野秀行さん著『神に頼って走れ!』の感想をまとめます。
■要旨:インドからの入国ビザ許可を祈念するため、東京から沖縄まで自転車で移動しながら、道中にある神仏にお祈りをしていく珍道中。作者の知り合いの家を渡り歩きながら、その旅でのエピソードを日記としてまとめたエッセイ。
■感想:
友人から貸してもらった本です。もともと高野秀行さんの『ワセダ三畳青春記』を読んでから著者の強烈な個性に魅入られました。
今回も行動力の塊である著者と旅の途中で出会う心温まる人々とのふれあい、そして短文が子気味よく続く文体のおかげで非常に楽しませてもらいました。人とのつながりの大事さと、「なんとかなるさ」という楽観性の強さを再確認できます。200ページもないとてもライトな本なので、ぜひお気軽に読んでみてほしいです。
そして、時間があるかたはぜひ著者のように自転車で道中を旅してみるのもよいかもしれません。