27歳からのどっこいしょブログ

会社員。ブログ歴3年目。現在30歳。国際結婚。長野県。読書感想や思ったことを記録していきます。

【読書感想】『死ぬ瞬間の5つの後悔』を読んで

今回はブロニー・ウェアさん著の『死ぬ瞬間の5つの後悔』について、感想をまとめます。

 

■要旨:介護ヘルパーだった著者が実際に死に向かいゆく患者と接する中で学んだ『5つの後悔』を介護エピソードとともに伝える。①自分に正直な人生を生きればよかった②働きすぎなければよかった③思い切って自分の気持ちを伝えればよかった④友人と連絡を取り続ければよかった⑤幸せをあきらめなければよかった、という5つのメッセージとそれを吸収する著者の素直さ、人の良さを感じられる一冊。

 

 

■感想:

 昨今『ライフワークバランス』が声高に唱えられている中、②働きすぎなければよかったという後悔は非常に身近に感じました。仕事以外の家族や友人との時間をもっと大切に感じる必要を本書は説いてます。昔は仕事とプライベートを分けて考えることが美徳でしたが、仕事も人生の一部としてほかの活動と同等である意識をしながら、納得のいくライフプランを考えるべきだと思いました。

 また③思い切って自分の気持ちを伝えればよかった、という後悔は現在離れて暮らしている親に対し、感謝の言葉や一個人としてさらに親密になりたいと思わせてくれました。また著者は感情を開放することは悪いこと(恥ずかしいこと)ではないと伝えてくれており、世の中に一人しかいない自分の父母に素直な愛情表現をしたいと思いました。

 ④友人と連絡を取り続ければよかった、という後悔が一番考えさせられました。私はこれまでの人生においても、中学/高校/大学/社会人とその時々の友人関係が独立して存在している感覚でした。また私自身あまり昔話に花を咲かせるタイプではないため、思い出話以外の共通の話題がある友人が少なかったのかもしれません。ただこの本を読んでからは、昔話以外の価値観の変わった状態で付き合いを続けてみたいと思いました。もし久しぶりに会って話をしたとき価値観がずれてしまっていたら、それは悲しいことではなく、仕方がないことだと思い、それを楽しめる余裕を持ちたいと思いました。

 

死ぬ瞬間に一つの後悔もない人なんていないと思います。ただ、できる限り死を自分の近くに置き、日々準備することによって、幸せに近づくと思いました。

 

皆さんは5つの後悔のうち、直感的にどの内容に惹かれましたか?

コメント欄に書いていただけると嬉しいです。

 

エッセンスを読むだけでも十分自己反省できる本だと思いますので、皆さんもぜひ読んでみてください!