27歳のどっこいしょブログ

会社員。27歳。国際結婚。長野県。読書感想や思ったことを記録していきます。

【読書感想】『ハゲタカ』を読んで

真山仁さん著『ハゲタカ(上・下)』の感想をまとめます。感想の中にはネタバレになる恐れもあるため、ご注意ください。

 

■要旨:銀行からの不良債権を安く購入し、それを立て直した後売却をおこなうことで利益を得る凄腕投資ファンド社長の「鷲津政彦」。実際の日本で起きた事件をなぞらえながら、緻密に計画された戦略により数々のディールをものにしていく彼の復讐劇。

 

■感想:

率直な感想は、勉強になる部分もおおいですが個人的にすっきりする読後感ではなかったです。

投資ファンドに前知識がなかった私でしたが、著作内の登場人物が説明してくれるため、理解しながら読むことができました。また業種は違いますが、ビジネスマンとして『段取り8割』の重要性、徹底的にリスクをつぶしながら鮮やかに結果をものにする鷲津のやり方には考えさせられました。

しかしながら鮮やかすぎる彼の仕事運びは、私にとってあまりに現実味がなく、事件や題材のリアリティと超人的な彼の非リアリティの間に揺れながら読むことになりました。非リアリティとして読み進めたほうが著作自体を楽しめたと思います。

ミカドホテルの再建についてもう少し厚く書いてほしかったこと、終わりが唐突に感じたことも読後感が物足りなくなった原因かと思います。

 

また復讐心が最終的に鷲津を動かす原動力となっていたことから、負の感情のもつエネルギーのほうがやはり人を動かす原動力として強力になるのだろうかと考えました。自分は負のエネルギーをあまり持ちたいと思わないため、できる限り恨み、妬み、嫉みを人生から排除したいと考えています。しかしながらなにかを成し遂げるためには負のエネルギーをうまく利用する術を身に着けるべきかなと感じました。

 

負のエネルギーについて、皆さんはどのように付き合っていますか?

共存していく術やとらえ方について、教えていただけると嬉しいです。

 

以上になります。

読んでいただき、ありがとうございました!