今回は3/21に現役引退を発表したイチロー選手の引退について、感想をまとめたいと思います。確実に「生ける伝説」であるイチロー選手、28年間お疲れさまでした。
2019年3月21日、日本人メジャーリーガーとして最も偉大な選手であったイチロー選手が引退会見を行いました。
僕はライブで見ることはできませんでしたが、朝起きて衝撃を受けました。
もともと小学校から中学校まで野球をやっており、イチロー選手のニュースも毎日見ていました。あの頃は毎試合必ず一本はヒットを打ち、当たり前のように次の日のスポーツニュースで彼の雄姿が見れました。「イチローキャッチ」と呼ばれる背面キャッチを友達と練習したり、バッターボックスでのルーティーンをパクってみたりと、今の野球界に与えた影響は果てしないと思います。
イチロー選手は50歳まで現役を宣言していたため、まさか45歳での引退になるとは考えていませんでした。彼の引退にはスーパーヒーローでも肉体的変化は必ず訪れること、時間の無常さを改めて確認されてくれました。ただし、遠くから見ているファンに衰えを感じさせない姿は、彼のプロ意識の高さそのものだと感じ、それだけの自分を律する心があったからこそ数々の記録や伝説を作ってこれたのだろうと思いました。
イチロー選手の会見の中で、一番印象的だった受け答えがあります。「野球が楽しくなる瞬間がプロ野球人生においてあったか?」という質問に対し、「ないですね、これはないです。」とイチロー選手は答えました。レギュラーに定着するかどうかの1~2年目はそれなりに楽しかったが、レギュラーになり、まわりの期待が高まるにつれてしんどくなったといっていました。彼がどういう気持ちでトップに君臨し、結果を出し続け、ファンに喜びと感動をもたらしたかと思うと心が震えました。弱音を吐かず、前を向いて、やるべきことをひたすらやる姿勢は本当に素晴らしいと思います。
また楽しくないと答えてはいましたが、冒頭で野球への愛は持ち続けたとおっしゃっていました。いい思いだけではなく、苦しい思いやいろんな感情が折り重なって、一生忘れることができないような感情を愛というような気がしました。
イチロー選手本当にお疲れさまでした。僕の中で、生ける伝説をリアルタイムで見れたことの価値をしっかりと認識できるよう、今日の気持ちをここに記します。