27歳からのどっこいしょブログ

会社員。ブログ歴3年目。現在30歳。国際結婚。長野県。読書感想や思ったことを記録していきます。

【読書感想】日経ビジネス『起業、失敗の後』を読んで

今回は4月8日発行日経ビジネス『起業、失敗の後』の感想をまとめます。

 ■要旨:

現在の企業は昔にくらべ再起が図りやすくなっている。それはVCなどの債務を負わない資金調達が可能になったこと、そして再就職が比較的容易になったことがあげられる。しかし失敗しない=成功ではない。「ゾンビ企業」と呼ばれる利益もほとんど出ないが廃業にもならない企業の存在もある。そんな困難さもありながら、その経験によって再挑戦や人間的に成長できるといったプラスの面があり、起業する価値はある。

 

■感想:

漠然と起業への興味はあったが、実際の資金繰りや事業永続性を考えるとリスクも相当大きいと感じた。そのため、起業をする際は出口戦略を描くこと、そしてクラウドファンディングやVCなどの資金を上手に活用することが重要であると学ぶことができた。

起業によるメリットの内容は想定の範囲内だったが、明確にイメージできなかったリスク面が各エピソードとともにわかりやすく記載されていた。中でも印象的なものは大学生の飲み会幹事代行から人材派遣業を立ち上げた話である。この事業内容自体は初期費用もほとんどかかっておらず、始めること自体は容易であるように思う。しかし会社としてコンスタントに利潤を得ること、人を雇う際に給与を払うことなどビジネスにとって当たり前の部分でつまずきがあった。結局この起業家は学生起業家だったこと、初期投資が少なくて済んだことが幸いし、大きなダメージはなく、再就職することができた。

起業をするしないにかかわらず、会社というものがどういう存在でなければいけないか、ゴーイングコンサーンがどれほど難しい課題であるかを理解できた。

 

最後にこれからは本号に掲載されている今週のおすすめの本のリンクを紹介することにします。

皆さんも興味がありましたら、ぜひ読んでみてください。

books.rakuten.co.jp

 

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