27歳からのどっこいしょブログ

会社員。ブログ歴3年目。現在30歳。国際結婚。長野県。読書感想や思ったことを記録していきます。

【読書感想】『誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか』を読んで

今回は小林せかいさん著『誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか』を読んだ感想をまとめます。

 ■要旨:

従業員が著者の一人だけで運営している『未来食堂』。従業員が一人でも運営できている理由は「50分働くと1食無料」というまかない制度を設けているため。そんな特殊な働き方を実践している著者による、組織づくりのノウハウをまとめた一冊。

 

■感想:

日経ビジネスで紹介されており、働き方が面白いなと思った未来食堂の本だったので購入しました。内容は明日から実践できるような平易な内容まで噛み砕かれており、当たり前だけど気づかされることが多かったです。

私が一番心に残っている教訓は「組織はリーダーが持つ以上の熱量は持てない」ということでした。自分も仕事をしている際に、上の人がやる気がなかったら確かにあほらしくなるなと思いました。ただこの言葉に出会うまでは、熱心にやることはどこか恥ずかしいという意識も少なからずありました。自分が上に立つ場合、後輩に指導する場合は、下の人が頑張る際にしらけないように、最大限の熱量でゴールの共有やそれに対する指導を行いたいと思いました。

また小林さんの未来食堂において、指示や推奨される行動、やってはいけない行動がとても明確に定義されていることも素晴らしいと思いました。指示ややるべきことやゴールがあいまいで、結果的に狙った結果が得られないことはしばしばあります。それに対し、下の人の察する力のせいにするのではなく、組織の問題としてさらにシステマチックに具体的アクションに落とし込む必要があることがよくわかりました。

独特な人の絵が何とも言えませんが、何度も読み直すにふさわしい基本的な組織マネジメントの本だと思います。