27歳からのどっこいしょブログ

会社員。ブログ歴3年目。現在30歳。国際結婚。長野県。読書感想や思ったことを記録していきます。

【読書感想】日経ビジネス『もう失敗させない オープンイノベーション』を読んで

 

今回は7月15日発行分日経ビジネス『もう失敗させない オープンイノベーション』を読んだ感想をまとめます。

 ■要旨:

各企業が次の成長戦略を描くために行おうとしている「オープンイノベーション」。それは外部の知識を呼び込む「インバウンド型」、外部に知識を発信する「アウトバウンド型」、連携先を決めて進める「連携型」の3種類がある。オープンイノベーションを成功させるには、信頼関係、オープンな情報開示、適切な契約、明確なゴールが必要だ。大企業による不平等な契約などの阻害要因を省き、トップダウンで進めることが日本でオープンイノベーションを進めるサポートとなる。

 

■感想:

はやり言葉のようなオープンイノベーションに対し、体系立てて整理することができてよかったです。オープンイノベーションに限ったことではないですが、日本は外部に自分の強みなどを売り込むことが苦手なような気がします。自分の持っている情報をオープンにすることによって、外部との化学反応が起き、よりよい結果につながると思いますが、そのオープンさが海外と比較しても弱いのではないかと思いました。それについては、オープンにする風土がないということと、オープンにした際の情報発信能力が欠けているという2点が原因だと思います。

オープンイノベーションは3種類のアプローチ方法がありますが、その中でもアウトバウンド型を進める必要があると思います。イノベーションは待っていても起こることはほとんどありえないため、自分から起こしにいくため、情報発信を外部と行う必要があると思います。また、それらの情報をキャッチする情報収集癖もつけなくてはならないと学ぶことができました。最新のテクノロジーを入手し、それと自らの能力や企業の技術力が掛け合わさることがないかを何回も反復しなくてはいけないと思いました。

 

最後に本の紹介をします。今回は中国現代史です。