今回は8月12日発行分の日経ビジネス『見直せ学歴分断社会』を読んだ感想をまとめます。
■要旨:
日本では大卒/非大卒で生活の傾向がわかれている。これまでは大卒こそが幸福な人生を歩む道であると信じられてきたが、仕事のストレスによる挫折や都市部で生活する際の金銭的負担など必ずしも大卒のライフプランがいいわけではない。非大卒においても、地元での生活コストの安さを享受したり、家族との時間を楽しむことで幸福な人生を送っている人も少なくない。また採用においても大卒至上主義から脱却し、非大卒人材を活用することで多様性の多い企業に進化することができる可能性がある。
■感想:
人手不足が謳われている日本において、大卒偏重型の採用活動は確かに見直すべきかもしれません。幸せとはなにかの価値観が多様化してきている中で制度や考え方を変更することは重要だと思いました。
ただし、大卒と非大卒の生涯賃金の差は平均約5500万円と記載がありました。そのため、大卒においても都市部の高い生活コストを避けたり、大学のうちからプレッシャーに負けない哲学をはぐくむことでより幸福な生活は得られるのではないかと思います。
個人的にはやはり都市部とおなじ給与水準を自分の地元や生活コストの低い地方で得ることが一番望ましいと思い、政府が現在重点施策として推進しているテレワークや多様な働き方を実現すべきだと思いました。
また採用において、大卒至上主義を排するためには、AIなどを使用し、採用活動自体を効率化する必要があると思います。何千何万というエントリーシートから会社にとってマッチする人材を選ぶことは神業に近い所業です。それの効率化として学歴偏重型があったと思うため、最新テクノロジーを導入し、クリエイティブな人事/採用活動を各企業ができるように、サービスを考えないといけないと思いました。
最後に本の紹介です。今回は真摯に生きるです。
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