沢木耕太郎さん著『深夜特急1』の感想をまとめます。
■要旨:インドのデリーからロンドンまでバスで行くと宣言した著者。その道中の旅行記をまとめた一冊であり、1では香港での現地人との交流、マカオでのカジノのエピソードがまとめられている。
■感想:
今の香港と著作の中の香港に差があり、人間のエネルギーにあふれていた香港を感じることができました。また、中国語もできず、一人で香港を放浪する著者の経験を追体験によって精神的な自由さ、それによる気持ちの充実を感じることができる内容でした。
またマカオでのエピソードはサイコロの大小にはまる等身大のエピソードが書かれており、非常に親近感の湧く内容となっております。
「深夜特急を読むと旅にでたくなる」という前評判通りの内容となっており、自由に放浪することの喜びや昂ぶり、お金がなくなっていく恐怖、不安を味わうことができました。それとともに現在定職につき、一定の収入が確保されている現状のメリット/デメリットを感じることができました。
私も早くこのマネーゲームから一抜けし、精神的充足を求める人生を謳歌したいと思い、そのために仕事、経済について勉強することが必要であると再認識できました。
非常に読みやすい、ライトな本ですので、皆さんぜひ読んでみてください。