27歳からのどっこいしょブログ

会社員。ブログ歴3年目。現在30歳。国際結婚。長野県。読書感想や思ったことを記録していきます。

【雑事】楽天証券 株式投資アカデミー オンラインセミナーに参加した感想

株式グラフ イメージ図

株式グラフ イメージ図

当記事にお越しいただき、ありがとうございます。

本日は楽天証券さん主催の『株式投資アカデミー』というオンラインセミナーに参加した感想をまとめます。

セラフさんという株式投資のブログを行っている方の記事を読み、無料という言葉に釣られ聞いてみました!笑

subselaph.hatenablog.com

自分も株式投資を始めてまだ一年もたっていないため、今一度基礎的な知識を身に着けるため参加しました。非常にわかりやすく、コロナの影響と今後の株式投資の関係についても説明があり満足のいくセミナーでした。

今回は「米国株式の魅力と銘柄選び」というセミナーの内容の感想に絞り、記事にします。

ぜひご覧ください!

 

目次

 

米国株式の魅力

アメリカ

アメリカ

米国株式の魅力は下記3点になります。

  1. 成長が期待できる企業や国際的に活躍する大企業が上場
  2. 1株単位で購入できる
  3. 日経平均株価に比べ、パフォーマンスが高い

アメリカ株式市場にはGAFAMと呼ばれる世界の時価総額トップに君臨する企業の多くが、上場しています。またビヨンドミートやテスラなどの成長が期待できる企業も多いことも特徴の一つです。GDP世界第1位のアメリカの株式市場は成長企業に投資する意味では外せない市場でしょう。

2つ目の特徴として、1株単位で取引が可能です。その分1株当たりの単価も日本株に比べ高いこともありますが、大手の会社の株でも比較的小回りの利く形で売買できます。また小規模で投資ができるため、投資信託などを使わずに自分の意志でドルコスト平均法のような分散投資もどきができます。

3つ目の特徴は日経平均に比べた場合のパフォーマンスが高いことです。もちろんどの時代のグラフを切り出すかによっていかようにも言えてしまいますが、1989年のNYダウやS&P500などの推移と日経平均株価の推移の比較においては、米国株式の2つのほうが成長している状況になっています。

Withコロナでの注目株

withコロナ

withコロナ

コロナウイルスの影響で一時は全株式が30~40%ほどの下落に見込まれました。しかしその後回復してきている企業があることも事実です。Withコロナの中の注目株はなにか見てみましょう。

製薬系は投機要素大

コロナウイルスの終息のカギを握るワクチン開発。コロナウイルス対策の製薬会社として現在見込が明るいのはギリヤド・サイエンシズです。「レムデシビル」を作っており、コロナウイルス対策の薬として需要は高まっています。そのためワクチンが開発されるまでは同社の売り上げは伸びる可能性があります。またリジェネロン・ファーマシューティカルズという製薬会社も6月に治験を行う予定です。

しかしながら製薬会社の株価は値動きが大きくなる傾向があります。そのため現時点では投機要素の強い、どこがワクチンを開発できるかの賭けを行っているような状況でしょう。

ねらい目は情報通信、ヘルスケア、コミュニケーションサービス

米国平均株価を表すようなS&P500は11のセクターで構成されています。そのセクターの中で株価が戻りつつあるセクターは情報通信、ヘルスケア、コミュニケーションサービスの3つです。withコロナ下でも必要とされるクラウドサービスやレジャー(ゲームや動画視聴サービス、オンラインレッスンなど)はこれからwithコロナ,Afterコロナでも成長を続けていくでしょう。

一方で向かい風とされているセクターは金融、エネルギー、不動産セクターです。金融は貸し倒れリスクや低金利化による収益悪化、エネルギーは原油価格の下落、不動産はテレワークの広がりによりオフィス需要の減少などの危機が想定されます。

 

情報通信で伸びている1例としてフェイスブックの今後の成長戦略を紹介します。

フェイスブックは個人情報のデータ流出や仮想通貨リブラの発行などの悪材料が多かったですが、目下のサービスにおいて楽しみなものを用意しています。それは『Facebook Shops/Instagram Shop』というものです。これはFacebookやInstagramで商品を紹介しそのままショップまで持てるようになるサービスです。これにより小規模事業者が便利になります。さらにポイントプログラムも試験中であり、うまくいけばポイントプログラムで2億人の顧客(Facebookのユーザー数)の囲い込みができれば、大きな収益事業になる可能性があります。 またオキュラスという仮想空間サービスの会社を過去買収しており、将来的には仮想空間でのショッピングにつながるのではないかと考えられます。

成長ストーリーが描ける企業に投資しよう

生活様式が変化する世界において、成長ストーリーが描ける企業に投資することが重要です。セクターとしては上記でお伝えした、情報通信、ヘルスケア、コミュニケーションサービスになります。その中でさらに具体的な企業として名前が挙がった企業を紹介します。

■データセンター系

【半導体】 エヌビディア、AMD,インテル

【インフラ】 IBM、VMウェア(IT仮想化の世界シェアトップの会社)

【クラウド】 マイクロソフト、アマゾン、アルファベット

■ネットワーク関係

【半導体】 クアルコム、ブロードコム(WiFiを使えるようにするチップメーカー)※配当利回りが高いが、中国への売上ウエイトが3~4割あることがリスク

【ネットワーク】 シスコ

【通信サービス】 ベライゾン AT&T

■オンラインサービス

【買い物】 アマゾン、フェイスブック、ショッピファイ

【遊び】 エヌビディア、エレクトロニックアーツ、マイクロソフト、ルメンタム

【仕事】 ズーム・ビデオ、マイクロソフト、リングセントラル、ボックス

■オンラインで管理・生産

【コンサル】 アクセンチュア

【RFID】 ゼブラ・テクノジーズ(RFID読み取り機器メーカー)インピンジ(RFIDタグ製造メーカー)

【自動化】 ロックウェル・オートメーション

【3Dプリンタ】 プロト・ラボ

【オンライン治療】 テラドック・ヘルス

【オンライン教育】 チェグ

米国株式のリスク

配当 イメージ図

配当 イメージ図

米国株式のリスクとして、今までの高い株主配当性の見直しがかかる可能性があるということです。

米国株式市場は、日本の株式市場に比べ、配当性が高い企業が多く存在していました。また配当の回数も日本では2回/年(半期ごと)ですが、アメリカでは4回/年(4半期ごと)に組まれていたり、配布時期が一律ではなかったりするメリットがありました。

しかしコロナエフェクトにより、減配・無配企業が増加しています。ウォルトディズニーもFY20上期の配当は実施しない方針を宣言したようです。ほかにも原油価格の下落の打撃を受けたロイヤル・ダッチ・シェルやエスティローダ(スキンケア、ヘアケア企業)が減配無配となりました。

ただしこの状況下においても株主還元の姿勢を貫き、かつ財務面でも健全な銘柄があります。それはアップル、P&G、もしくはファンドのETFウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長ファンドです。なかでもP&Gは配当を130年連続で出し続けています。目下の状況においても日用品で大きな打撃は受けておらず、直近の4半期配当は増配を行っています。

前提条件が変わるリスクはありますが、そのリスクを極力避けるよう成長企業かつ体力のある企業に投資をしましょう。

 

感想

初心者株式投資家の私には自分の知見を広げることができる良質なセミナーでした!

とくに現在のコロナの今後の状況やそれによる注目株の考え方、ほかの米中貿易戦争のリスクなども包括的に説明があったためわかりやすかったです。とくにコロナウイルスの第二波が来る可能性の補足として1918年のスペイン風邪(インフルエンザ)の流行のグラフが出されており、視覚的にも非常に説得力がありました。

今まで私はほぼ100%日本国内の株式で、配当性の良いものや全個体電池系の関連企業株を買っていました。しかし今回のコロナショックをもろに受て、このままではよくないなと気づかされました。その中でいろんな方のブログや本で少しずつ勉強していたのですが、無料でもこんないいセミナーがあることがわかり、非常に得した気分でした。(改めて紹介しておられたセラフさんありがとうございます!)

また後日オンデマンド方式で配信されるようですので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。私自身もすべてのセミナーは聞けなかったため、後日確認しようと思います。

www.rakuten-sec.co.jp

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

また次回のブログでお会いしましょう!