27歳からのどっこいしょブログ

会社員。ブログ歴3年目。現在30歳。国際結婚。長野県。読書感想や思ったことを記録していきます。

【読書感想】『1兆ドルコーチ』を読んで

 

『1兆億ドルコーチ」表紙

『1兆ドルコーチ」表紙

 

当記事にお越しいただきありがとうございます。

今回はエリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル、桜井裕子訳の『1兆ドルコーチ』を読んだ感想をまとめます。

この本はシリコンバレーのレジェンド、ビル・キャンベルさんの生き様や人・仕事への接し方について、ほかの方からの話をまとめたものになります。

キャンベルさんはアップルのスティーブ・ジョブズやGoogleのラリーペイジ、アマゾンのジェフベゾスなどのシリコンバレーの超有名人から「コーチ」として愛された人でした。人々に愛され、世界に影響を与える1兆ドル以上の企業価値を作り出したビルの考えをぜひご覧ください!

 

目次:

 

 この本を読んだ理由:

この本を知ったのは、2020年4月6日発行分の日経ビジネスの中の本の紹介でした。

www.jiujingrentang.com

GW中に読もうと思い、すぐに最寄りの図書館で予約をしたのですが、先約が4人もいる大人気ぶり。先週末にやっと手に入り、一気に読んでしまいました。ページ数はそこそこありますが、主人公となるビルの生きざまが生き生きと伝わってくる本です。リーダーシップを学びたい方、現在マネージャーの方、家族などのコミュニティにどう接するのがよいかを考えている方におすすめです。

1兆ドルコーチの教え:

本章でビルがどのように仕事に接していたか、スティーブ・ジョブズなどのクセの強い人々から「コーチ」と慕われるようになったか、そのポイントをまとめます。

人がすべて

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 あらゆるマネジャーの最優先課題は、部下のしあわせと成功だとビルは述べています。ミーティングの最初も週末の旅の報告を行ったり、仕事以外の話を行います。その目的は、2つ。1つはチームメンバーが、家庭や仕事がいの興味深い生活を持つ人間同士として、お互いを知り合えるようにすること。2つめは全員が特定の職務の専門家や責任者としてだけでなく、一人の人間として、最初から楽しんでミーティングに参加できるようにすることです。

「心理的安全性」がチームを強くする

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チームのIQは個のIQを上回るとビルは考えています。そしてチームの多様性を有効に発揮するために必要なことが「心理的安全性」です。

そのためにビルは正直で謙虚な人、傾聴力がある人をチームにいれていました。突出した能力のある、クセの強い人に対しても、周りと調和できない場合はやめてもらうこともあったそうです。

チーム・ファースト

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問題解決を行う際も、正しいチームを作ることが最も重要だとジムは言います。そしてその人を最も大切にするジムが重視した資質は以下のものでした。

  • すばやく学習する能力
  • 厳しい仕事を厭わない姿勢
  • 誠実さ
  • グリッド
  • 共感力
  • チーム・ファースト

そして横の関係をうまく作るために、仕事もペアで当たらせることを意識していました。そうすることで同僚との絆が生まれ、組織が活性化することになりました。

ビジネスに愛を持ち込め

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ビル・キャンベル氏は職場の人のことやその家族について話を行うことがよくありました。それは「心理的安全性」にもつながると思われますが、ビジネスマンとしての一面以外の部分もみることにつながります。それによって組織全体が優しくなり、円滑にチームの仕事が回っていきます。仕事は仕事、プライベートはプライベートと分けることが良いことだと不文律的になっている中で、ビルの教えは金言のように感じます。そのため会社にいても、いかに会社以外の話を適度に話せるかが重要だと感じました。

 感想

仕事に対する無機質さを取っ払ってくれる良い本だったと思います。

主張は一貫して「その人個人を見つめよう」ということが中心になっていました。効率が求められる中で、雑談もなくし、会議は極力早めに切り上げる。それに目が行く余り、息苦しい仕事になっていたように感じます。お仕事で接する人もそうですし、地域の人などに対しても、その人の複数の側面を見て接するようにしたいと思いました。

また自分のことを語ることに警戒心が発生する場合もあるかと思います。自分もいきなり会社で週末あったことを話せといわれても、一瞬の抵抗感はあります。その抵抗感をなくすために、打ち解けやすい空気づくりが重要だと考えることができました。

私はシリアスな空気にするよりも、おちゃらけた雰囲気にすることのほうが得意な人間です。笑 その力をチーム作りの一助として生かすことができないかと、新たな気づきを見つけることができました。これからはビジネスにも人に対する愛を積極的に持ち込んで、個の力以上の仕事ができるように頑張ります!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回の記事でお会いしましょう。